忘れてた、子宮のこと
朝から子どものお弁当を作り、この日も出血が気にはなりつつ、術後初、車を運転して大学病院まで行きました。
先生も退院の時に一週間後位から…って言ってたし
途中、入院時同様、ダンナの店の前で子どもを降ろし、大学病院まで約30分程の距離を運転しました。
やっぱり運転楽しい!気分転換になる〜!
病院着いて外来受付機械に診察券通し、婦人科外来前まで行って、座って待つ。
ほんの半月前まで、不安いっぱいでここへ座っていたのが嘘のようでした。
向かい側の席に、入院中何度か共同洗面所で顔を合わせた方が、ご主人らしき人と座って話していました。
無事退院されたんだ…勝手に同志の様な感覚になり、話した事ないのに
思わず話しかけてしまいそうでしたが、思いとどまりました。
私は何かあると妹に相談していましたが、それでもどこか一人で闘っていた気がします。
同じ体験をした人と話したかった。
中には語りたくない人もいるかと思うけど、話したかったです。
入院中、隣のベッドの人だけでも話しかけてみれば良かったかな…。
でも入院するには、深刻な症状の方からそうでもない方、症状はそれぞれ、心情もそれぞれ。傍目ではわかりません。
やっぱり、軽々しく聞けないなぁ。
診察予約はしてあったけれど、予約時間より1時以上待つ事はザラで。
待っている間、婦人科内の放送で担当医師が他の方を診察室へ呼ぶ声が聞こえて、なんだか懐かしくて嬉しくなる。
先生に会える!
先生に聞きたい事をメモにまとめたりしながら、大事な事を思い出した。
そうだ…取った子宮の検査結果を聞くんだった…
急に緊張してきました。
痒みや出血に気を取られて、肝心な「結果」の事忘れていたなんて。
これで「悪性」なら、がん治療始める事になるんだ。心の準備ができてなかったけど、もう結果は出てる訳で、受け止めるしかない!
言われた事をやるしかない、そう考えるしかありません。
「いつこさん、中待合でお待ち下さい」
1時間程待って看護師に呼ばれ、診察室前で待たされる。
扉の向こうから先生の声がかすかに聞こえる。
先生、私の事覚えているかな…
不安になってきた…