手術翌日
朝、リカバリー室が明るくなってきた頃にはもう頭は起きていて、変わらずの腰痛で、右向き左向きしていた。
枕元に置いてもらった目薬さして、やっと目がハッキリ開けられる。これは毎日の事なのですが、こういう時は不便。ドライアイ本当に困る!涙少なすぎ!
スマホが何回か鳴り、見ると妹と子どもから心配のLINE。ひとまず「無事だよ〜」と送る。
6時頃、動きすぎたのかフットポンプのマジックテープがベリッと取れてナースコール押した。お初にお目にかかる看護師さんが来て付け直してもらい検温と血圧計測。
昨夜の微熱は下がっていて細菌感染などの心配は少なくなったが、血液検査の為の採血。血圧は変わらず低いまま。寝たままだし、特に自覚症状もない。水分不足もあったのかな?
で、少しずつリクライニングして起こしていきましょうと、頭から腰のあたりだけすこーし起こした。
しばらくして、着替えたら病室へ戻ってもいいですよ〜 という事で、全身拭く為の温かい蒸しタオルを用意してくれました。
顔以外を申し訳なく拭いてもらっていた時に、尿管も取っちゃおぅ〜、と軽いノリ。
「息をゆっくり吸ってー…」
「⁈」
息を吐く時に抜くかと思ったのに、吸ってる最中に綱引きのような姿勢で引っこ抜かれた。
全然痛くなかったです。どうやって入っているんでしょうね…
結局両足のフットポンプも外してもらって開放感〜軽い〜!
このフットポンプも、もう少しムギュムギュ強く圧迫しても良かったのに、中途半端な強さで、意味あるのかなぁ?と思う程度でした。まぁ、マッサージ目的じゃないし、一晩中やるならあの程度なのですかねー。
寝たまま自分の顔や首周りを拭く。かなり汗かいたからスッキリした。
からだを拭いてくれていた看護師さんが、「左側、腰の辺りとかぶつけた?触って痛い?」と聞いてきた。
聞くと左側の脇の下辺りから骨板あたりまで、紅斑があるという。いくら何度も寝返りしたって、アザになる様な激しさは無いですから、おそらく手術中に何か衝撃があったことによる内出血かと思うが…と。
私は膠原病でプレドニンという副腎皮質ホルモン剤を長期服用しているので、普段から青アザが出来やすく、ぶつけた覚えも痛みも無いのに、青アザ出来てる事良くあるんです。看護師さんにも、多分そうなんじゃないかなぁ?と話したが、経過を見るために「印つけさせて下さーい」と、おそらく油性マジックで印?囲ってたのかな?とにかく広範囲に書き書き。
髪以外スッキリして、T字帯も外してもらい、そのまま処分をお願いし、着替えの入った袋からパンツとパジャマを出してもらい、履かせてもらう。
パンツは妊娠中履いていた胃の下まであるヤツで、パジャマのズボンのウエストゴムより上がってしまう。長さを調整しながら、お腹の傷をスッポリ覆って、右腹からの管と袋を出る様にした。
リクライニングを上半身起き上がる程度に起こして、看護師さんに付き添われながら、腰を少しずつずらしてベッドから足を下ろし靴を履いて、お腹から繋がっている袋を、点滴を吊るすキャスター付きのスタンドに引っ掛け、それにつかまり、カラカラと引きずりながら、ゆっくりゆっくり一旦別のベッドへ移動する。助手さんかな?私のベッドを病室までガラガラと運んで行くのを待って、私も病室へ移動。
歩こうと思えば、まぁまぁの速さであるけたかな?という感じだったけれど、傷に響くのは嫌だし、慎重に、小股にヒタヒタ、ゆっくりゆっくり歩いた。
手術翌日2へ続く