義理両親を見送ってから、子どもは、私のお腹から出ている管と、持ち歩いている袋がどうなっているのか、私のどこから、何が出ているのか聞いてきたけど、私も何が出ているか分かっていなくて、先生に聞いてみようと思った。
手術中の家族
手術中家族は待たされる訳ですが、ここの病院、家族にポケットベルを貸し出し、終わる頃や緊急時に呼んでもらえるので、病院内、外の売店辺りまでなら自由に過ごせました。他の病院はどうなんでしょう?
家族はお昼ごはんを院内レストランで食べたり、売店行ったりして1時間半程時間つぶして、後は病棟待合のソファで待ち、子どもは昨晩の泣き疲れと寝不足で疲れて、寝てしまっていたようです。
ここで、妹がダンナの冷淡さを感じた というエピソードがあって…
病棟待合ソファまで来て、後は手術終わるのを待つだけで、子どもがうとうとしだした頃、ダンナは持っていた大きいバッグからノートパソコンを出し、仕事を始めようとしていたようです。が、肝心なUSBメモリーを忘れたらしく、
「何の為に寝ないで用意したんだよ!」
と、イライラモードに。しばらくの間「チクショウ!」だの「何やってんだよ!」だの ぶつぶつ言っていて、相当悔しいのだろうと思った妹は、「手術終了予定時間まで2時間はあるし、往復1時間あれば戻ってこられるのだから、取りに行ったらどうですか? 」と言ったところ
「じゃぁ…」と言いながらも悩んでなかなか行かない。聞くと
「手術中1時間もここを離れたとバレたら、いつこに何言われるかわからない…」
と。結局出なかったそうです。
妹はてっきり、出た間に何かあったら… と悩んでいるのだと思ったと。実の妹に平気でこんな言い方するんだと思った、と聞かされました。
待ち時間を無駄にしまいと仕事するのは構わないけれど、そこに、少しの心配する気持ちも無いのですよね。
嘘でも、妹には「心配だからこの場を離れられない」とか言えないのな?と妹も言ってました。
同感
バカ正直
結局、仕事を進める事が出来ないダンナも、子ども同様寝てしまい、妹は父と弟に経過報告したりしながら時間つぶしていたそうです。
そうこうしているうちにポケットベルが鳴り、20分位待ってエレベーターから先生と看護師さんがベッドを引いて出てきて、その上で酸素マスクをされて横たわっている私に、妹は子どもと一緒に「いっちゃん!いっちゃん!」と呼びかけてくれたのを私はうっすら聞いていました。
私がリカバリー室へ入った後に、家族は病棟診察室へ通され、しばらく待つと、担当医師が瓶を抱えて入ってきて、出血量、手術時間の説明があり、瓶の中にはいっている摘出した子宮を取り出し、触らせてくれたそうです。
ビニールに入っていて、血だらけでもなく、手のひらに乗る程の大きさだったそうです。
先生の示す場所に筋腫があると言われて袋の上から触ると、ピンポン玉位の大きさの物があったそうです。私も見たかったし、触りたかった!術前診察時にお願いはしていましたが、叶わず。
後にお願いして画像写真を頂きました。
この説明時、先生は子どもに気遣う事なく取った子宮を見せ、瓶?から取り出したそうなので、目隠しする間もなく子どもも見たし、同じく触ったそうです。
妹が、「ママの赤ちゃんのベッドだよ。ここに居たんだよ」と説明すると、特に気持ち悪がりもせずにマジマジ見ていたと聞きました。後に本人に聞いても、気持ち悪くなかった と言っていますヨ。
妹は後日、手のひらサイズの小さい子宮が、妊娠臨月にはどれだけ大きくなるんだろうね 、すごいね! なんて話してました。きっと男性には無い、分からない、子宮に対する色々な想いが女性にはあるのですよね