腹腔鏡下子宮全摘術 手術当日1/3

手術当日

手術当日朝の浣腸が6時半だったので、昨夜スマホアラームをを6時にセットしてあって。

真夏の朝は明るくなるのが早いし、浅い眠りで、何度も時間を見ていたので、アラームが鳴る前から頭は起きていました。
ふと、ヤバい!と気付いて慌ててアラームをOFF。うっかりアラームで起きるつもりでいましたが、病室。よろしくないですよね。鳴る前に気付いて良かった!
そうなると、明日以降どうやって起きようか?なんて考えながらゴロゴロしていたら、看護師さんが起こしに来て検温と血圧計測。
用があれば起こされるから、心配要らないですね。

「寝られませんでした」 とか「 浣腸なんて何年ぶりだろう?」 とか会話しながら、処置室へ連れて行かれて、狭い硬いベッドに看護師さんにお尻向けるように横向きになり、膝を抱えるような格好で浣腸。5分位は我慢、「無理でもできるだけ我慢してね」 と言われ、ひとまずトイレまで歩く。最悪夜用ナプキンしているから大丈夫!と看護師さんと自分に言い聞かせ我慢我慢!歩くのも辛い上に、処置室からのトイレ、遠いよ〜〜泣

普通なら30秒もかからない場所だけど、すごく遠く感じるの、こーいう時。
結局トイレに座って5分ももたず…お腹の痛さで音も気になんかしていられません。浣腸ってこんなに辛かったっけ となかなかスッキリせずしばらくこもりました。
なんとなく残っている感じがありつつも病室に戻ってゴロゴロ。
排泄はこれっきりでした。

朝食抜きなので、残っているOS-1をチビチビ飲み、妹と子どもとLINEしたりしながら、歯磨き洗顔。
手術に持って行く脱いだパジャマ入れのビニール袋やT字帯、吸い飲み、代えのパジャマ、パンツを別のレジ袋に用意。
病室出る時パジャマの下はパンツ一枚なので、汗取りで着ていたキャミソールを脱ぎノーブラでスースーする。

9時少し前だったかな。担当医が来た。昨日はお休みだと聞いていて会っていなかったので、手術当日挨拶。

「体調どう?」とか聞かれながら、昨日の診察で聞きそびれた事を聞いた。

シェーグレンの診断はされていないけれど、唾液が少なく、口の渇きが酷い事が麻酔に影響ないかどうか。先生は 「まぁ問題ないです」 と簡単にあっさり答えてくれました。
いつもの先生が来てくれた事で、随分心強かったな。

準備も支度も済んで、11時に家族が来るまでの間、何があるかわからないし…と、持ち歩いていたスケジュール帳に、伝えたい事がある人達へ遺書を書きました・・・ハハハ

一番長くなったのがもちろん子どもへの思い。書きながら、もっと遊んであげれば良かった、もっと優しくしてあげれば良かった と後悔ばかりが込み上げて、鼻水ズルズルしながら、声が漏れないよう泣いてました。
つくづく、私ってネガティヴ。

11時少し前にダンナ、子ども、妹が到着し、看護師さんが知らせに来た。血栓予防靴下を履いて、待合まで歩いて行く。子どもは私に会ってうれしそうでした。
前の人の手術次第で私の開始が前後するので、11時半には病室にと言われたけど、子どもがいるのを見て気を遣っていただき、そのまま待合に居て良い事になり、準備しておいた手術セットを病室へ取りに行き、みんなのいる待合へ戻る。

妹「緊張してる?」
私「当たり前じゃん!」
子ども「朝ごはん何食べた?」「夜すごく泣いちゃった」
そんな話ししてても、ダンナはいつもの通りデカイカバン持ってきていて、本を取り出し読み始めて時間潰し。心配とかしないのかね。ほんと他人の心情を思い測れない人。
妹にスマホと病室金庫の鍵、ドライアイの為の目薬を預けた。

子ども「色々頑張るからママも頑張って」

私「偉いね!わかった!ママ頑張る!」

妹 ウルウル

ダンナ 我関せず

団らんもそこそこに担当医が現れ、受付前で看護師さんと何やらやり取り。アキレス腱伸ばしたりストレッチして、ヤル気マンマン?違うか・・・4~5時間立ちっぱなしだろうしね。
そして担当看護師さんに名前呼ばれ、腕のネームバンドも確認。持ち物確認して、
いよいよ出発…
家族揃って先生に「よろしくお願いします」

先生「行ってきます」

続いて私も「行ってきます!」

先生と担当看護師さんに促されて先にエレベーターに乗り、みんなに手を振った。先生と看護師さんが乗り込んで、子どもが 頑張ってー と叫んでいるのを聞きながら扉が閉まり、無言のエレベーター内。
すっごい緊張でドキドキしてきて、先生に話かける事も出来なかったです。

エレベーターボタン前に立っていた先生の後ろ姿、いつも座ってるからわからなかったけど、背高いなぁ…いつもと違う深緑色の術衣?…
急に先生にもドキドキ…
後に、これが「吊り橋効果か⁈」という思いに苦しむ事になる。

パニックってたのか、何階でエレベーター降りたのかも覚えてないですが、「頑張りましょう。後ほど」と先生左側へ。私は看護師さんの後に続いて右側へ…。

思い描いていたドラマでよく見るベッドに寝たまま手術へ向かうのとは違って、歩いて自ら向かうのは足が震えます。

手術当日2/3へ続く


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