腹腔鏡下子宮全摘術 日程 手術前日編1/2


入院日程は、簡単にこんな感じ。
①手術前日 午前中入院
②手術当日
③手術翌日
④毎日ゴロゴロ、病棟散歩したり傷の確認したりの4日間
⑤退院

順に、覚えている限り細かく載せていきます。

①手術前日
入院前の晩は、支度と緊張でなかなか寝付けず寝不足に。
入院当日、入院窓口受付予約が 10時。

朝から自宅風呂場で剃毛。

除毛クリームで、おへその下から陰部まで。医師に確認しましたが、前から見えてる部分だけで良いと。

とはいっても、除毛クリームが垂れて、下の方も抜けてだらしなくなったので、下の方は短く揃えたりしました。決してツルツルまでやっていません。
病院によるとも思いますが、私は自宅で処理してくるよう指示があったけれど、後から入院された方が(病室で看護師とのやりとりが聞こえてしまった)未処理だと言ったら、シャワー室で処理するよう言われてる方もいて。

看護師さんがやってくれる病院もあるのでしょうかね?それはそれで恥ずかしい。

前日に予約したタクシーで、夏休み中の小学低学年の子どもを自営の旦那の店に預けに行きながら、病院へ向かいました。
ダンナの店に着きタクシーから降りた子どもは、別れを惜しむ事もなく、たたたーっと走ってアッサリ店に入ってしまいました…。

病院到着し、入院手続きをするのですが、アレルギーの確認や、病院食の説明、国民健康保険限度額適用認定証の提示、など済ませ、婦人科病棟へと案内付きで向かいます。
病棟の受付で名前確認した後、手首に巻くネームバンドを付けられ、金庫の鍵を受け取り、テレビや冷蔵庫を使う為のカードの購入方法など聞いて、出てきた師長さんに挨拶し、そのまま病室へ案内される。
婦人科病棟廊下の突き当たり、6人部屋の入ってすぐの廊下側。入り口にはすでに名前のプレートがありました。
師長さんが「今日から入るいつこさんです、よろしくお願いしまーす」と病室のみなさんに聞こえるよう声かけしてくれたので、続いて「よろしくお願いします」と言ったのですが、4つほど閉められたカーテンの中から、返事はありませんでした。
ベッド頭側にも、私の名前といつもの担当医、他3名面識のない医師の名前と、担当看護師の名前がありました。

早速内診するというので、着替えもせず荷物だけ病室に置いて診察室へ。
診察室では担当看護師が準備をしていて、ここでまた挨拶。身支度しながら、不安や質問を聞かれ、一つ気になっている事があった事を言うと、診察の時に医師に言うように言われる。
内診台に乗った頃医師登場。
出血が多めで臭いもあるので、毎回申し訳ない思いで受けていた内診ですが、それも明日で終わるんだ!という思いと、手術するんだ!という実感が湧いてきて、緊張してきていました。

内診では病状と手術内容の確認をして、「明日よろしくお願いします。」と挨拶をしてすぐ終了。医師退室後、看護師に身長、体重を計ってもらい、シャワー室の予約の取り方など説明受けながら、内診前に気になっていた事を医師に伝え忘れた、と言ったら
看護師「マジで⁈」
私「マジで…」
看護師の表情が変わりました。
マジで⁈…に驚きましたが、明らかに年下、小柄で可愛らしかった看護師からの威圧感、怖かった。
うっかり言い忘れただけだし、まだまだ伝えるチャンスあるでしょうに…と思いつつも、スミマセンと謝る。

病室へ戻ってレンタルのパジャマに着替える。

荷物整理などしていると間もなく昼食で、意外に美味しくてボリュームもあって、カロリーと栄養計算された食事を頂ける事が嬉しかったなぁ。

昼食済ませ、荷物整理などをしていると、薬剤師さんが2名程来て、毎日服用している薬について、今後の服用の際の注意や確認があり、一旦全て預けました。
次に、麻酔科医が来て、手術の流れや、覚めた時の呼吸法(すっごく大事!)など、プリントを見ながら説明を受けました。私が一番怖かったのが、術中麻酔が切れてしまわないかどうか。全身麻酔さえ効いていれば、最悪死ぬような事になっても、痛みも苦しくもなく逝けるからイイや、なんて考えていましたが、麻酔が切れたり、薄れたりするのは絶対嫌だし、あっちゃダメでしょ︎。
麻酔科医に不安を全てぶちまけたら、「大丈夫です!」と、丁寧に説明してくれました。脳波を見れば覚醒しているわかるそうで、他モニターや、私の様子を常に管理しているので、安心して手術に臨んで下さい と、頼もしい言葉掛けを頂き、ただただ任せればいいんだ と思う事ができました。
そうそう、麻酔科医に最初に名前と身長体重を言われて…⁈はい?…数字が巨体化していて「全然違います!」と訂正。看護師の記載ミス?…まさかの先程のやり取りの影響?麻酔科医の確認ミスか?
体の大きさで麻酔薬の量が変わるので、サバ読まずに正確に!
看護師や医師も人ですから、ミスはあります。説明などは聞き逃したら聞き返し、聞き流さない事、大事です。

麻酔の際は仰向けで口腔内に管を入れ、約4〜5時間同じ姿勢でいるので、頸椎亜脱臼で耐えられるか。この件は腰椎圧迫骨折とともに手術前レントゲン検査で確認して頂き、顎を下げるような、下向く姿勢はよろしくないが、上向きの状態なら問題ない、腰椎圧迫骨折部分は術後に痛みが出るでしょう、と言われた事も伝えました。
後は、今晩から麻酔に備えての水分制限の話、肺塞栓症予防の為に靴下(メディキュットの様に圧迫感のある弾性ストッキング)を履くこと、他再度不安や質問がないか確認して終了。
「どうぞよろしくお願いします」
お願いばかりです。

↑ちょこっと書きましたが、術後麻酔が切れてからの自発呼吸。
全身麻酔中は、自発呼吸が止まり、口腔内に入れられた菅から酸素が送られています。術後麻酔切れる(切る?)と名前を呼ばれ、意識が戻ると菅が抜かれ「息を大きく吸って下さい!」と声がかかり、息をするのですが、吸っても吸っても苦しい!息が入ってこない!

ハァハァしてパニクってるところに、「ゆっくり大きく、胸を膨らませるように!」と大きな声で再度言われて、ゆっくり沢山吸い込む事を繰り返し、呼吸が戻りました。

この時の呼吸法、説明受けたし、もらったプリントに書いてありましたが、流し読んだだけで練習もしなかったんですよね。

出産時の呼吸法に比べたら楽勝でしょ、と。

全くの別物です!

手術前日編2へ続きます


タイトルとURLをコピーしました